東洋医学でみる 心身疲労チェック&改善ワークシート
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心身疲労チェック&改善ワークシート気・血・水と五臓から、あなたの「疲れの理由」を探す

「疲れが取れない」理由は、人によって違います。
東洋医学では、疲れを 気(元気)・血(栄養)・水(水分のめぐり) の乱れと、五臓の疲れから読み解きます。

やることは3つ。
① チェックで、自分の疲れのタイプを知る
② タイプ別の 食事・行動・生活習慣・考え方 をチェックして実行する
③ 7日間だけ、できた日に○をつける

夜、月と星のもとで休む人のイラスト
全15ページ | チェック式ワークシート医学的な診断ではありません/セルフケアの目安として
01

疲れをどう見るか ─ 3つの言葉と7つのタイプ

BASIC

東洋医学は2000年以上つづく「体のバランスを見る」知恵です。疲れを「足りない・つまっている・こもっている」の3方向から見ていきます。

まず覚える言葉は3つだけ

ことばやさしい意味乱れるとどうなるか
気(き)体を動かす「元気」のエネルギー足りない→疲れやすい/つまる→イライラ・張り
血(けつ)体と心を養う「栄養」足りない→めまい・不眠/めぐらない→こり・冷え
水(すい)体の中の「水分のめぐり」めぐらない→むくみ・重だるさ・胃もたれ
疲れに関わる5つの場所
図1 東洋医学では、疲れは「5つの場所(五臓)」の連携で決まると考えます

疲れの7つのタイプ(チェックは3ページから)

タイプこんな人主なサイン
A. 気虚(ききょ)
元気が足りない
がんばり屋・疲れやすい朝から疲れている/息切れ/風邪をひきやすい
B. 気滞(きたい)
気がつまっている
ストレスが多い・イライラしやすい胸やお腹が張る/ため息/のどに詰まった感じ
C. 血虚(けっきょ)
栄養が足りない
やせ型・食事が少ない・考えすぎる顔色が悪い/めまい/動悸・不眠/物忘れ
D. 瘀血(おけつ)
血のめぐりが悪い
デスクワーク・冷え性・生理痛が重い肩こり・頭痛/肌のくすみ/手足の冷え
E. 水滞(すいたい)
水分がめぐらない
むくみやすい・胃腸が弱い夕方に脚が重い/体が重だるい/天気で体調が変わる
F. 陰虚(いんきょ)
潤いが足りない
夜更かしが多い・のぼせやすいほてり・寝汗/口や肌の渇き・乾燥
G. 陽虚(ようきょ)
温める力が足りない
寒がり・冷えが強い手足とお腹の冷え/朝起きられない/頻尿・下痢
チェックの答え方

よくある=2点 / ときどき=1点 / ほとんどない=0点 ─ 各タイプ4問なので8点満点です。点が高いほど、その傾向が強いということ。いちばん高いタイプから対策を始めれば大丈夫です。

02

疲れのタイプ チェック(1)─ A・B

CHECK 1

ここ1か月を思い出して、2 ・ 1 ・ 0 のどれか1つに○をつけてください。終わったら四角に合計を書きます。

A. 気虚(ききょ)─ 元気が足りないタイプ(8点満点)

1. 朝から疲れている。少し動いただけで疲れる
2 ○ 1 ○ 0 ○
2. 日中の眠気が強い。集中力が続かない
2 ○ 1 ○ 0 ○
3. 階段で息切れする。声が小さいと言われる
2 ○ 1 ○ 0 ○
4. 風邪をひきやすい。少し動くと汗をかく
2 ○ 1 ○ 0 ○
A の合計
/8点

B. 気滞(きたい)─ 気がつまっているタイプ(8点満点)

5. 胸やお腹が張る。ため息がよく出る
2 ○ 1 ○ 0 ○
6. イライラしやすい。気分の波が大きい
2 ○ 1 ○ 0 ○
7. のどに何か詰まったような感じがする
2 ○ 1 ○ 0 ○
8. 緊張すると胃が痛くなる・お腹が張る
2 ○ 1 ○ 0 ○
B の合計
/8点
ひとこと

Aは「元気の不足」、Bは「気のつまり」です。Aは休み方と食べ方、Bは動き方と感情の出し方で変わります。合計が4点以上なら、そのタイプの傾向が強いと考えてください。

02

疲れのタイプ チェック(2)─ C・D

CHECK 2

C. 血虚(けっきょ)─ 栄養が足りないタイプ(8点満点)

9. 顔色が悪い。唇や爪の色が薄い
2 ○ 1 ○ 0 ○
10. めまい・立ちくらみがある
2 ○ 1 ○ 0 ○
11. 動悸がする。寝つきが悪く夢をよく見る
2 ○ 1 ○ 0 ○
12. 物忘れが多い。髪や肌が乾燥する
2 ○ 1 ○ 0 ○
C の合計
/8点

D. 瘀血(おけつ)─ 血のめぐりが悪いタイプ(8点満点)

13. 肩こり・首こりがひどい。頭痛がする
2 ○ 1 ○ 0 ○
14. 肌のくすみ・シミ・目の下のクマが気になる
2 ○ 1 ○ 0 ○
15. 冷えが強い。手足が冷たい
2 ○ 1 ○ 0 ○
16. 生理痛が重い/月経が不順(女性の場合)
2 ○ 1 ○ 0 ○
D の合計
/8点
ひとこと

Cは「材料不足」、Dは「流れの悪さ」です。Cは食べて休むこと、Dは体を動かして温めることが近道です。

02

疲れのタイプ チェック(3)─ E・F・G

CHECK 3

E. 水滞(すいたい)─ 水分がめぐらないタイプ(8点満点)

17. むくみやすい(夕方に脚が重い・靴がきつい)
2 ○ 1 ○ 0 ○
18. 体が重だるい。頭がぼーっとする
2 ○ 1 ○ 0 ○
19. めまいがする。胃腸が弱く下痢しやすい
2 ○ 1 ○ 0 ○
20. 天気が悪くなると、体調が悪くなる
2 ○ 1 ○ 0 ○
E の合計
/8点

F. 陰虚(いんきょ)─ 潤いが足りないタイプ(8点満点)

21. のぼせ・ほてり。手足の裏が熱い
2 ○ 1 ○ 0 ○
22. 寝汗をかく。口や喉が渇く
2 ○ 1 ○ 0 ○
23. 肌や髪が乾燥する。空咳が出る
2 ○ 1 ○ 0 ○
24. 夜更かしがちで、夜になると目が冴える
2 ○ 1 ○ 0 ○
F の合計
/8点

G. 陽虚(ようきょ)─ 温める力が足りないタイプ(8点満点)

25. 手足が冷える。体の芯が冷たい
2 ○ 1 ○ 0 ○
26. 寒がり。夏の冷房がつらい
2 ○ 1 ○ 0 ○
27. 朝起きられない。元気が出ない
2 ○ 1 ○ 0 ○
28. 夜に何度もトイレに起きる/下痢しやすい
2 ○ 1 ○ 0 ○
G の合計
/8点
03

点数をまとめて、対策の順番を決める

TALLY

7つの点数を書き写してください。いちばん高いタイプから対策を始めればOKです。全部やる必要はありません。

タイプ点数気づいたこと・メモ
A. 気虚(元気不足) 点
B. 気滞(気のつまり) 点
C. 血虚(栄養不足) 点
D. 瘀血(血のめぐり) 点
E. 水滞(水分のめぐり) 点
F. 陰虚(潤い不足) 点
G. 陽虚(温める力) 点
いちばん高いタイプ(主タイプ)
2番目に高いタイプ(副タイプ)

五臓から見た「疲れの出やすい場所」

同じ疲れでも、どの臓が弱っているかで出方が変わります。あてはまる欄に○をつけてみてください。

五臓疲れたときに出るサイン関連するタイプ○
肝(かん)イライラ・頭痛・目の疲れ・憂うつB 気滞/C 血虚☐
心(しん)動悸・胸苦しさ・情緒不安定・不眠C 血虚/F 陰虚☐
脾(ひ)お腹の張り・下痢・手足のだるさ・食欲低下A 気虚/E 水滞☐
肺(はい)息切れ・咳・鼻水・風邪をひきやすいA 気虚/F 陰虚☐
腎(じん)冷え・頻尿・耳鳴り・腰のだるさG 陽虚/F 陰虚☐
今夜から始める3ステップ

① 今夜 23時までに布団へ/お風呂はぬるめで15分/スマホは寝る1時間前まで
② 明日 7・8ページの自分のタイプの欄から、「食事」と「行動」を1つずつ選んで実行する
③ 1週間 11ページの表に、できた日に○。7日たまったら疲れ度を見比べる

04

タイプ別 改善チェック(1)─ A・B

PLAN 1

自分のタイプの欄だけ見てください。4つの欄(食事・行動・生活習慣・考え方)から、それぞれ1つずつ選んで実行します。できたら☑をつけましょう。

A. 気虚 ─ 元気が足りないタイプ疲れやすい・息切れ・風邪をひきやすい
🍚 食事
☐山芋・かぼちゃ・栗・鶏肉・牛肉など、温かくて消化のよいものを主食と一緒に
☐朝食を抜かない(小さなおにぎり1個でもOK)
☐生もの・冷たい飲み物・カフェインのとりすぎを控える
※ 腹八分目・よく噛むことも大切です
🏃 行動
☐10分の散歩から始める(歩きすぎない)
☐疲れたら5分横になる(我慢しない)
☐腹式呼吸を5回(お腹をふくらませて、長く吐く)
※ 激しい運動は逆効果です
🌙 生活習慣
☐23時までに布団へ(遅くても0時までに)
☐11〜13時のあいだに15分の休息をとる
☐お腹と足首を冷やさない(腹巻き・靴下)
☐朝、カーテンを開けて日光を浴びる
💭 考え方
☐「全力を出さない日」を週に1日つくる
☐1日1つ「やらないこと」を決める
☐できたことを寝る前に3つ数える
※ 休むことは、さぼることではありません
B. 気滞 ─ 気がつまっているタイプイライラ・張り・ため息
🍚 食事
☐みかん・ゆず・セロリ・ミントなど香りのよいものをとる
☐菊花茶・ミントティーを日中に飲む
☐揚げ物・甘いもの・アルコールを控える
※ 早食いをやめ、ゆっくり噛むだけでも違います
🏃 行動
☐1日10分の散歩(歩くと気が巡ります)
☐肩と胸を開くストレッチを1分
☐歌う・大きく息を吐く(ため息は我慢しない)
🌙 生活習慣
☐湯船にゆっくりつかる(気を巡らせる)
☐寝る1時間前にスマホ・PCを切る
☐休日は自然の中を歩く(予定を詰め込まない)
💭 考え方
☐イライラを紙に書き出して、捨てる
☐「〜すべき」を1つ減らす
☐4秒吸って8秒吐く呼吸を5回
※ 怒りは「我慢」ではなく「出す」が基本です
04

タイプ別 改善チェック ─ C・D

PLAN 2
C. 血虚 ─ 栄養が足りないタイプ顔色が悪い・めまい・不眠
🍚 食事
☐レバー・赤身肉・卵・ほうれん草・小松菜をとる
☐黒ごま・なつめ・ひじき・小豆を1日1つ足す
☐冷たいもの・生野菜のとりすぎ・カフェインを控える
※ 朝食を必ずとることが第一歩です
🏃 行動
☐1時間ごとに1分、目を休める
☐軽い運動(散歩・ストレッチ)を続ける
☐無理な食事制限・ダイエットをやめる
🌙 生活習慣
☐23時までに就寝(血は眠っている間につくられます)
☐朝食をとる(抜くと血の材料が不足します)
☐湯船で体を温める
💭 考え方
☐完璧を目指さない(8割でよしとする)
☐寝る前にできたことを3つ数える
☐心配ごとは紙に書いて「明日に預ける」
D. 瘀血 ─ 血のめぐりが悪いタイプ肩こり・くすみ・冷え
🍚 食事
☐玉ねぎ・にら・なす・黒豆・あずきをとる
☐青魚・黒酢・ターメリック(うこん)を1日1つ
☐冷たいもの・脂っこいもの・甘いものを控える
🏃 行動
☐長時間同じ姿勢を避け、30分ごとに立つ
☐ストレッチ・軽いジョギングで巡らせる
☐肩・首を温めてから動かす
🌙 生活習慣
☐湯船に15分つかる(半身浴でもOK)
☐冷え対策(靴下・腹巻き・ひざ掛け)
☐水分をこまめにとる(就寝前の大量摂取は控える)
💭 考え方
☐「じっと我慢しない」と決める
☐痛みや不快感を言葉にして、誰かに話す
☐動ける日に体を動かす(完璧に続けなくてOK)
04

タイプ別 改善チェック(2)─ E

PLAN 2

Eタイプの方は、このページだけ使ってください。食事・行動・生活習慣・考え方から、それぞれ1つずつ選んで実行し、できたら☑をつけます。

E. 水滞 ─ 水分がめぐらないタイプむくみ・重だるさ・胃腸が弱い
🍚 食事
☐大根・ハトムギ・あずき・とうもろこし・きのこをとる
☐生姜・海藻を1日1つ足す
☐冷たい飲み物・甘いもの・果物のとりすぎを控える
※ 水分は「たくさん」より「こまめ」に
🏃 行動
☐歩いて軽く汗をかく(1日15分)
☐脚のマッサージ(下から上へ)
☐座りっぱなしを避け、足首を回す
🌙 生活習慣
☐湯船で汗を流す(体を温めて巡らせる)
☐体を冷やさない(冷房対策・靴下)
☐夜遅い食事をやめる(寝る3時間前まで)
💭 考え方
☐「水分をとればいい」をやめる
☐食事は八分目を合言葉にする
☐天気が悪い日は予定を軽くする
04

タイプ別 改善チェック(3)─ F・G

PLAN 3
F. 陰虚 ─ 潤いが足りないタイプほてり・寝汗・乾燥
🍚 食事
☐黒ごま・くるみ・黒豆・豆腐・豆乳をとる
☐梨・りんご・白きくらげ・山芋・あさりを1日1つ
☐辛いもの・アルコール・コーヒー・揚げ物を控える
※ よく噛んで、ゆっくり食べることも潤いになります
🏃 行動
☐激しい運動を避け、散歩やヨガにする
☐就寝前に冷たい水で手首を冷やす
☐夜の激しい運動・長風呂をやめる
🌙 生活習慣
☐23時までに就寝(夜更かしは潤いを消耗します)
☐お風呂はぬるめで、長くつかりすぎない
☐常温の水をこまめに飲む
☐乾燥対策(加湿・保湿)
💭 考え方
☐焦りが熱を生むと知る(ひと呼吸おく)
☐今日できたことを3つ書く
☐「もっと」より「これで十分」を選ぶ
G. 陽虚 ─ 温める力が足りないタイプ冷え・寒がり・朝つらい
🍚 食事
☐生姜・にんにく・ねぎ・黒糖をとる(体を温めます)
☐鶏肉・羊肉・えび・くるみ・栗を1日1つ
☐冷たい飲食物・生野菜・アイスを控える
※ 温かい汁物を1日1回とるのがおすすめです
🏃 行動
☐毎日少し歩く(朝の日光を浴びながら)
☐スクワットなど下半身の運動を軽く
☐お腹と足首を冷やさない
🌙 生活習慣
☐湯船にゆっくりつかる(肩まで)
☐腰とお腹を温める(カイロ・腹巻き)
☐早寝早起き(陽の気を補います)
💭 考え方
☐「気合いを入れない」と決める
☐休むことを予定表に書く
☐できたことを寝る前に3つ数える
共通の土台 ─ まずはこの3つだけ

どのタイプでも、①23時までに布団へ ②お風呂はぬるめで15分 ③スマホは寝る1時間前までの3つは共通で効果的です。タイプ別の対策は、この3つができてから足していくと続きます。

05

体の中の時計で、生活を整える

DAILY RHYTHM

東洋医学には、1日を12の時間帯に分け、それぞれ働きが強くなる臓腑を定めた子午流注(しごるちゅう)という考え方があります。眠りと関係が深いのが、夜の胆(23〜1時)と肝(1〜3時)。この時間に血が肝に帰って体を修復するので、ここを眠って過ごすことが最も効率のよい回復になります。

体の中の時計
図2 体の中の時計 ─ 23時〜3時が、眠って回復する時間

今日からできる生活習慣(チェックして実行)

☑項目やさしい説明
☐23時までに布団へ23〜3時は体のメンテナンス時間です。ここを眠って過ごすと回復が早くなります
☐お風呂はぬるめ15分40℃くらいでゆっくり。体が温まると自然に眠気が来ます
☐カフェインは午前中までコーヒー・緑茶・エナジードリンクは午後から控えます
☐夕食は寝る3時間前まで腹八分目・温かいものを中心に。胃が休まると脳も休みます
☐11〜13時に短い休息15分の目を閉じる時間。長い昼寝は避けます
☐夕方は軽く動く夕方の散歩10分は、気を巡らせて夜の眠りを深くします
☐寝る1時間前は画面オフ強い光は体を「昼」と勘違いさせます。照明も少し暗く
☐朝、日を浴びるカーテンを開けて5分。体の中の時計がリセットされます
☐体を冷やさないお腹・足首・首を冷やさない。冷えは疲れをためます
☐考えごとは紙に預ける寝る前に3行書いて「明日やる」と決めると、頭が静かになります
呼吸でスイッチを切る(1分)

4秒吸って、8秒吐く。これを5回。吐く息を長くすると、体が「休んでいい」と理解します。うまく眠れない夜も、布団の中でこれを繰り返すだけでも休息になります。

06

疲れに効くツボ ─ 押すだけ

ACUPOINT

道具はいりません。指の腹で、気持ちよく感じる強さで押します。息を吐きながら3〜5秒押し、吸いながらゆっくり離すを5回、左右とも行います。

疲れに使うツボの位置図
図3 ツボの位置(①〜⑩の番号は、各部位の中での順番です)

タイプ別に、まず押すツボ

タイプおすすめのツボひとこと
A. 気虚足三里(膝の下の外側)・神門(手首の内側)元気を補い、心を落ち着ける
B. 気滞太衝(足の甲)・膻中(胸の真ん中)つまった気を巡らせ、イライラを下げる
C. 血虚三陰交(内くるぶしの上)・足三里血をつくる力を助ける
D. 瘀血血海(膝の内側の上)・三陰交血のめぐりをよくする
E. 水滞豊隆(ふくらはぎの外側)・内関(手首から指3本上)余分な水分と胃のつかえを流す
F. 陰虚太渓(内くるぶしの後ろ)・照海(内くるぶしの下)潤いを補い、ほてりを静める
G. 陽虚関元(おへその下)・足三里体を温め、体力を補う
3つだけ覚えればOK

足三里(あしさんり)膝の下の外側、指4本ぶん下…疲れと元気不足に
三陰交(さんいんこう)内くるぶしの上の指4本ぶん…女性の疲れ・冷え・不眠に
太衝(たいしょう)足の甲、親指と人さし指の間…イライラとストレスに

食後すぐ・飲酒後・発熱時は、強く押さないでください。妊娠中は三陰交・照海・関元など下腹部に近いツボは避けてください。押して痛みが強いときは、無理をせず軽くするか中止してください。
07

7日間 実践チェック表

7 DAYS

毎晩、できたことに○をつけるだけです。疲れ度(1〜5)を毎日書くと、7日後に変化が見えます。全部できなくて大丈夫。1つでも○がつけば前進です。

日付 食事
(1つ実行)
行動
(1つ実行)
生活習慣
(23時就寝など)
考え方
(紙に書くなど)
ツボ
3分
疲れ度
(1〜5)
メモ
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐

7日たったらの振り返り

疲れはどう変わった?
いちばん効いたのは?
これからも続けるのは?
やめてよかったのは?
続けるためのコツ

1週間で全部を変えようとしないこと。食事・行動・生活習慣・考え方の4つから、それぞれ1つずつ選ぶだけで十分です。できなかった日は、そこで終わりにせず、次の日に1つだけやりましょう。

08

このワークシートの根拠と注意

SOURCES

このワークシートは、東洋医学の標準的な考え方(気・血・水、五臓、陰陽)と、以下の情報源をもとに、日常の言葉に置きかえて作成しました。

気・血・水の考え方と体質分類

気虚・気滞・気逆など気血水の基本ツムラ「気血水チェック」 https://www.tsumura.co.jp/brand/kiketsusui/
水滞体質の症状(むくみ・重だるさ・天気で変動)クラシエ「水滞体質とは」 https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=9371
気虚・気滞・血虚・瘀血・水毒の症状https://aih-net.com/kanpo/user/knowledge/kiketsusui.html / https://minatogawa-cl.com/blog/
血虚と瘀血の違い(集中力低下・不眠/目の下のクマなど)https://synchealth-clinic.com/blog/chinese-medicine-improve-physical-condition
体質別の漢方薬の対応(気虚・気滞・血虚・瘀血)https://reiwa-ph.com/kampoph/posts/kampo-taishitsu-shindan/
体質セルフチェック(8タイプ)クラシエ「からだかがみ」 https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/karadakagami/ / https://www.nihondo-shop.com/healthcheck/
九種体質(陽虚・陰虚・気虚・痰湿・湿熱・血瘀・気鬱など)https://baike.baidu.com/ja/item/%E4%B9%9D%E7%A8%AE%E4%BD%93%E8%B3%AA/1104864

陰虚と陽虚

陰虚体質の症状(ほてり・口の渇き・乾燥)クラシエ「陰虚体質とは」 https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=8643
陰虚と陽虚の比較(体感・汗・口・便通)https://shop.toushindo.com/pages/inkyo
体質に合う食材の見立て(気虚・血虚・陰虚・陽虚・痰湿)https://ginzakampo.com/blogs/news/taishitsu-shokumotsu-shindan
東洋医学の体質判別(陰虚の症状)https://nitenweb.com/home/%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A8%BA%E6%96%AD/

五臓と疲れ

五臓(肝・心・脾・肺・腎)と不調のサイン小太郎漢方「生命活動の5本柱『五臓』」 https://www.kotaro.co.jp/kampo/kiso/gozo/
五臓と感情の関係クラシエ「漢方の基礎知識6『五臓とは』」 https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/about_kampo/?p=11758
五臓から見た疲れの整え方(脾・腎)https://www.ishindo-china.com/post/column20260702
五臓チェック(セルフチェック項目)https://www.kampo-sodan.com/self_check

ツボについて

不眠・疲労に用いる経穴(神門・三陰交・足三里など)https://harimed.co.jp/acupoints/symptom-acupoints/insomnia-acupoints/
体質別のツボ(太衝・行間など)https://www.seishin-do.co.jp/autonomic-nerves/insomnia/

医療機関の受診を考えていただきたいとき

このワークシートは、東洋医学の一般的な考え方を紹介し、毎日の生活を整えるためのセルフケアの目安をお伝えするものです。病気の診断・治療ではありません。次のようなときは、早めに医療機関にご相談ください。
・強い疲労や眠れない状態が2週間以上つづく ・日中の生活や仕事に支障が出ている ・気分の落ち込みが強い/不安が強い ・体重が減った、動悸や息苦しさが続く ・発熱や痛みがある ・持病がある、薬を服用している、妊娠中である

※ 記載した食べ物・ツボ・生活習慣は、一般的な養生の参考情報です。体調や持病によっては適さない場合があります。心配なときは、かかりつけの医師・薬剤師・鍼灸師にご相談ください。

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「疲れが取れない」理由は、人によって違います。
東洋医学では、疲れを 気(元気)・血(栄養)・水(水分のめぐり) の乱れと、五臓の疲れから読み解きます。

やることは3つ。
① チェックで、自分の疲れのタイプを知る
② タイプ別の 食事・行動・生活習慣・考え方 をチェックして実行する
③ 7日間だけ、できた日に○をつける

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01

疲れをどう見るか ─ 3つの言葉と7つのタイプ

BASIC

東洋医学は2000年以上つづく「体のバランスを見る」知恵です。疲れを「足りない・つまっている・こもっている」の3方向から見ていきます。

まず覚える言葉は3つだけ

ことばやさしい意味乱れるとどうなるか
気(き)体を動かす「元気」のエネルギー足りない→疲れやすい/つまる→イライラ・張り
血(けつ)体と心を養う「栄養」足りない→めまい・不眠/めぐらない→こり・冷え
水(すい)体の中の「水分のめぐり」めぐらない→むくみ・重だるさ・胃もたれ
疲れに関わる5つの場所
図1 東洋医学では、疲れは「5つの場所(五臓)」の連携で決まると考えます

疲れの7つのタイプ(チェックは3ページから)

タイプこんな人主なサイン
A. 気虚(ききょ)
元気が足りない
がんばり屋・疲れやすい朝から疲れている/息切れ/風邪をひきやすい
B. 気滞(きたい)
気がつまっている
ストレスが多い・イライラしやすい胸やお腹が張る/ため息/のどに詰まった感じ
C. 血虚(けっきょ)
栄養が足りない
やせ型・食事が少ない・考えすぎる顔色が悪い/めまい/動悸・不眠/物忘れ
D. 瘀血(おけつ)
血のめぐりが悪い
デスクワーク・冷え性・生理痛が重い肩こり・頭痛/肌のくすみ/手足の冷え
E. 水滞(すいたい)
水分がめぐらない
むくみやすい・胃腸が弱い夕方に脚が重い/体が重だるい/天気で体調が変わる
F. 陰虚(いんきょ)
潤いが足りない
夜更かしが多い・のぼせやすいほてり・寝汗/口や肌の渇き・乾燥
G. 陽虚(ようきょ)
温める力が足りない
寒がり・冷えが強い手足とお腹の冷え/朝起きられない/頻尿・下痢
チェックの答え方

よくある=2点 / ときどき=1点 / ほとんどない=0点 ─ 各タイプ4問なので8点満点です。点が高いほど、その傾向が強いということ。いちばん高いタイプから対策を始めれば大丈夫です。

02

疲れのタイプ チェック(1)─ A・B

CHECK 1

ここ1か月を思い出して、2 ・ 1 ・ 0 のどれか1つに○をつけてください。終わったら四角に合計を書きます。

A. 気虚(ききょ)─ 元気が足りないタイプ(8点満点)

1. 朝から疲れている。少し動いただけで疲れる
2 ○ 1 ○ 0 ○
2. 日中の眠気が強い。集中力が続かない
2 ○ 1 ○ 0 ○
3. 階段で息切れする。声が小さいと言われる
2 ○ 1 ○ 0 ○
4. 風邪をひきやすい。少し動くと汗をかく
2 ○ 1 ○ 0 ○
A の合計
/8点

B. 気滞(きたい)─ 気がつまっているタイプ(8点満点)

5. 胸やお腹が張る。ため息がよく出る
2 ○ 1 ○ 0 ○
6. イライラしやすい。気分の波が大きい
2 ○ 1 ○ 0 ○
7. のどに何か詰まったような感じがする
2 ○ 1 ○ 0 ○
8. 緊張すると胃が痛くなる・お腹が張る
2 ○ 1 ○ 0 ○
B の合計
/8点
ひとこと

Aは「元気の不足」、Bは「気のつまり」です。Aは休み方と食べ方、Bは動き方と感情の出し方で変わります。合計が4点以上なら、そのタイプの傾向が強いと考えてください。

02

疲れのタイプ チェック(2)─ C・D

CHECK 2

C. 血虚(けっきょ)─ 栄養が足りないタイプ(8点満点)

9. 顔色が悪い。唇や爪の色が薄い
2 ○ 1 ○ 0 ○
10. めまい・立ちくらみがある
2 ○ 1 ○ 0 ○
11. 動悸がする。寝つきが悪く夢をよく見る
2 ○ 1 ○ 0 ○
12. 物忘れが多い。髪や肌が乾燥する
2 ○ 1 ○ 0 ○
C の合計
/8点

D. 瘀血(おけつ)─ 血のめぐりが悪いタイプ(8点満点)

13. 肩こり・首こりがひどい。頭痛がする
2 ○ 1 ○ 0 ○
14. 肌のくすみ・シミ・目の下のクマが気になる
2 ○ 1 ○ 0 ○
15. 冷えが強い。手足が冷たい
2 ○ 1 ○ 0 ○
16. 生理痛が重い/月経が不順(女性の場合)
2 ○ 1 ○ 0 ○
D の合計
/8点
ひとこと

Cは「材料不足」、Dは「流れの悪さ」です。Cは食べて休むこと、Dは体を動かして温めることが近道です。

02

疲れのタイプ チェック(3)─ E・F・G

CHECK 3

E. 水滞(すいたい)─ 水分がめぐらないタイプ(8点満点)

17. むくみやすい(夕方に脚が重い・靴がきつい)
2 ○ 1 ○ 0 ○
18. 体が重だるい。頭がぼーっとする
2 ○ 1 ○ 0 ○
19. めまいがする。胃腸が弱く下痢しやすい
2 ○ 1 ○ 0 ○
20. 天気が悪くなると、体調が悪くなる
2 ○ 1 ○ 0 ○
E の合計
/8点

F. 陰虚(いんきょ)─ 潤いが足りないタイプ(8点満点)

21. のぼせ・ほてり。手足の裏が熱い
2 ○ 1 ○ 0 ○
22. 寝汗をかく。口や喉が渇く
2 ○ 1 ○ 0 ○
23. 肌や髪が乾燥する。空咳が出る
2 ○ 1 ○ 0 ○
24. 夜更かしがちで、夜になると目が冴える
2 ○ 1 ○ 0 ○
F の合計
/8点

G. 陽虚(ようきょ)─ 温める力が足りないタイプ(8点満点)

25. 手足が冷える。体の芯が冷たい
2 ○ 1 ○ 0 ○
26. 寒がり。夏の冷房がつらい
2 ○ 1 ○ 0 ○
27. 朝起きられない。元気が出ない
2 ○ 1 ○ 0 ○
28. 夜に何度もトイレに起きる/下痢しやすい
2 ○ 1 ○ 0 ○
G の合計
/8点
03

点数をまとめて、対策の順番を決める

TALLY

7つの点数を書き写してください。いちばん高いタイプから対策を始めればOKです。全部やる必要はありません。

タイプ点数気づいたこと・メモ
A. 気虚(元気不足) 点
B. 気滞(気のつまり) 点
C. 血虚(栄養不足) 点
D. 瘀血(血のめぐり) 点
E. 水滞(水分のめぐり) 点
F. 陰虚(潤い不足) 点
G. 陽虚(温める力) 点
いちばん高いタイプ(主タイプ)
2番目に高いタイプ(副タイプ)

五臓から見た「疲れの出やすい場所」

同じ疲れでも、どの臓が弱っているかで出方が変わります。あてはまる欄に○をつけてみてください。

五臓疲れたときに出るサイン関連するタイプ○
肝(かん)イライラ・頭痛・目の疲れ・憂うつB 気滞/C 血虚☐
心(しん)動悸・胸苦しさ・情緒不安定・不眠C 血虚/F 陰虚☐
脾(ひ)お腹の張り・下痢・手足のだるさ・食欲低下A 気虚/E 水滞☐
肺(はい)息切れ・咳・鼻水・風邪をひきやすいA 気虚/F 陰虚☐
腎(じん)冷え・頻尿・耳鳴り・腰のだるさG 陽虚/F 陰虚☐
今夜から始める3ステップ

① 今夜 23時までに布団へ/お風呂はぬるめで15分/スマホは寝る1時間前まで
② 明日 7・8ページの自分のタイプの欄から、「食事」と「行動」を1つずつ選んで実行する
③ 1週間 11ページの表に、できた日に○。7日たまったら疲れ度を見比べる

04

タイプ別 改善チェック(1)─ A・B

PLAN 1

自分のタイプの欄だけ見てください。4つの欄(食事・行動・生活習慣・考え方)から、それぞれ1つずつ選んで実行します。できたら☑をつけましょう。

A. 気虚 ─ 元気が足りないタイプ疲れやすい・息切れ・風邪をひきやすい
🍚 食事
☐山芋・かぼちゃ・栗・鶏肉・牛肉など、温かくて消化のよいものを主食と一緒に
☐朝食を抜かない(小さなおにぎり1個でもOK)
☐生もの・冷たい飲み物・カフェインのとりすぎを控える
※ 腹八分目・よく噛むことも大切です
🏃 行動
☐10分の散歩から始める(歩きすぎない)
☐疲れたら5分横になる(我慢しない)
☐腹式呼吸を5回(お腹をふくらませて、長く吐く)
※ 激しい運動は逆効果です
🌙 生活習慣
☐23時までに布団へ(遅くても0時までに)
☐11〜13時のあいだに15分の休息をとる
☐お腹と足首を冷やさない(腹巻き・靴下)
☐朝、カーテンを開けて日光を浴びる
💭 考え方
☐「全力を出さない日」を週に1日つくる
☐1日1つ「やらないこと」を決める
☐できたことを寝る前に3つ数える
※ 休むことは、さぼることではありません
B. 気滞 ─ 気がつまっているタイプイライラ・張り・ため息
🍚 食事
☐みかん・ゆず・セロリ・ミントなど香りのよいものをとる
☐菊花茶・ミントティーを日中に飲む
☐揚げ物・甘いもの・アルコールを控える
※ 早食いをやめ、ゆっくり噛むだけでも違います
🏃 行動
☐1日10分の散歩(歩くと気が巡ります)
☐肩と胸を開くストレッチを1分
☐歌う・大きく息を吐く(ため息は我慢しない)
🌙 生活習慣
☐湯船にゆっくりつかる(気を巡らせる)
☐寝る1時間前にスマホ・PCを切る
☐休日は自然の中を歩く(予定を詰め込まない)
💭 考え方
☐イライラを紙に書き出して、捨てる
☐「〜すべき」を1つ減らす
☐4秒吸って8秒吐く呼吸を5回
※ 怒りは「我慢」ではなく「出す」が基本です
04

タイプ別 改善チェック ─ C・D

PLAN 2
C. 血虚 ─ 栄養が足りないタイプ顔色が悪い・めまい・不眠
🍚 食事
☐レバー・赤身肉・卵・ほうれん草・小松菜をとる
☐黒ごま・なつめ・ひじき・小豆を1日1つ足す
☐冷たいもの・生野菜のとりすぎ・カフェインを控える
※ 朝食を必ずとることが第一歩です
🏃 行動
☐1時間ごとに1分、目を休める
☐軽い運動(散歩・ストレッチ)を続ける
☐無理な食事制限・ダイエットをやめる
🌙 生活習慣
☐23時までに就寝(血は眠っている間につくられます)
☐朝食をとる(抜くと血の材料が不足します)
☐湯船で体を温める
💭 考え方
☐完璧を目指さない(8割でよしとする)
☐寝る前にできたことを3つ数える
☐心配ごとは紙に書いて「明日に預ける」
D. 瘀血 ─ 血のめぐりが悪いタイプ肩こり・くすみ・冷え
🍚 食事
☐玉ねぎ・にら・なす・黒豆・あずきをとる
☐青魚・黒酢・ターメリック(うこん)を1日1つ
☐冷たいもの・脂っこいもの・甘いものを控える
🏃 行動
☐長時間同じ姿勢を避け、30分ごとに立つ
☐ストレッチ・軽いジョギングで巡らせる
☐肩・首を温めてから動かす
🌙 生活習慣
☐湯船に15分つかる(半身浴でもOK)
☐冷え対策(靴下・腹巻き・ひざ掛け)
☐水分をこまめにとる(就寝前の大量摂取は控える)
💭 考え方
☐「じっと我慢しない」と決める
☐痛みや不快感を言葉にして、誰かに話す
☐動ける日に体を動かす(完璧に続けなくてOK)
04

タイプ別 改善チェック(2)─ E

PLAN 2

Eタイプの方は、このページだけ使ってください。食事・行動・生活習慣・考え方から、それぞれ1つずつ選んで実行し、できたら☑をつけます。

E. 水滞 ─ 水分がめぐらないタイプむくみ・重だるさ・胃腸が弱い
🍚 食事
☐大根・ハトムギ・あずき・とうもろこし・きのこをとる
☐生姜・海藻を1日1つ足す
☐冷たい飲み物・甘いもの・果物のとりすぎを控える
※ 水分は「たくさん」より「こまめ」に
🏃 行動
☐歩いて軽く汗をかく(1日15分)
☐脚のマッサージ(下から上へ)
☐座りっぱなしを避け、足首を回す
🌙 生活習慣
☐湯船で汗を流す(体を温めて巡らせる)
☐体を冷やさない(冷房対策・靴下)
☐夜遅い食事をやめる(寝る3時間前まで)
💭 考え方
☐「水分をとればいい」をやめる
☐食事は八分目を合言葉にする
☐天気が悪い日は予定を軽くする
04

タイプ別 改善チェック(3)─ F・G

PLAN 3
F. 陰虚 ─ 潤いが足りないタイプほてり・寝汗・乾燥
🍚 食事
☐黒ごま・くるみ・黒豆・豆腐・豆乳をとる
☐梨・りんご・白きくらげ・山芋・あさりを1日1つ
☐辛いもの・アルコール・コーヒー・揚げ物を控える
※ よく噛んで、ゆっくり食べることも潤いになります
🏃 行動
☐激しい運動を避け、散歩やヨガにする
☐就寝前に冷たい水で手首を冷やす
☐夜の激しい運動・長風呂をやめる
🌙 生活習慣
☐23時までに就寝(夜更かしは潤いを消耗します)
☐お風呂はぬるめで、長くつかりすぎない
☐常温の水をこまめに飲む
☐乾燥対策(加湿・保湿)
💭 考え方
☐焦りが熱を生むと知る(ひと呼吸おく)
☐今日できたことを3つ書く
☐「もっと」より「これで十分」を選ぶ
G. 陽虚 ─ 温める力が足りないタイプ冷え・寒がり・朝つらい
🍚 食事
☐生姜・にんにく・ねぎ・黒糖をとる(体を温めます)
☐鶏肉・羊肉・えび・くるみ・栗を1日1つ
☐冷たい飲食物・生野菜・アイスを控える
※ 温かい汁物を1日1回とるのがおすすめです
🏃 行動
☐毎日少し歩く(朝の日光を浴びながら)
☐スクワットなど下半身の運動を軽く
☐お腹と足首を冷やさない
🌙 生活習慣
☐湯船にゆっくりつかる(肩まで)
☐腰とお腹を温める(カイロ・腹巻き)
☐早寝早起き(陽の気を補います)
💭 考え方
☐「気合いを入れない」と決める
☐休むことを予定表に書く
☐できたことを寝る前に3つ数える
共通の土台 ─ まずはこの3つだけ

どのタイプでも、①23時までに布団へ ②お風呂はぬるめで15分 ③スマホは寝る1時間前までの3つは共通で効果的です。タイプ別の対策は、この3つができてから足していくと続きます。

05

体の中の時計で、生活を整える

DAILY RHYTHM

東洋医学には、1日を12の時間帯に分け、それぞれ働きが強くなる臓腑を定めた子午流注(しごるちゅう)という考え方があります。眠りと関係が深いのが、夜の胆(23〜1時)と肝(1〜3時)。この時間に血が肝に帰って体を修復するので、ここを眠って過ごすことが最も効率のよい回復になります。

体の中の時計
図2 体の中の時計 ─ 23時〜3時が、眠って回復する時間

今日からできる生活習慣(チェックして実行)

☑項目やさしい説明
☐23時までに布団へ23〜3時は体のメンテナンス時間です。ここを眠って過ごすと回復が早くなります
☐お風呂はぬるめ15分40℃くらいでゆっくり。体が温まると自然に眠気が来ます
☐カフェインは午前中までコーヒー・緑茶・エナジードリンクは午後から控えます
☐夕食は寝る3時間前まで腹八分目・温かいものを中心に。胃が休まると脳も休みます
☐11〜13時に短い休息15分の目を閉じる時間。長い昼寝は避けます
☐夕方は軽く動く夕方の散歩10分は、気を巡らせて夜の眠りを深くします
☐寝る1時間前は画面オフ強い光は体を「昼」と勘違いさせます。照明も少し暗く
☐朝、日を浴びるカーテンを開けて5分。体の中の時計がリセットされます
☐体を冷やさないお腹・足首・首を冷やさない。冷えは疲れをためます
☐考えごとは紙に預ける寝る前に3行書いて「明日やる」と決めると、頭が静かになります
呼吸でスイッチを切る(1分)

4秒吸って、8秒吐く。これを5回。吐く息を長くすると、体が「休んでいい」と理解します。うまく眠れない夜も、布団の中でこれを繰り返すだけでも休息になります。

06

疲れに効くツボ ─ 押すだけ

ACUPOINT

道具はいりません。指の腹で、気持ちよく感じる強さで押します。息を吐きながら3〜5秒押し、吸いながらゆっくり離すを5回、左右とも行います。

疲れに使うツボの位置図
図3 ツボの位置(①〜⑩の番号は、各部位の中での順番です)

タイプ別に、まず押すツボ

タイプおすすめのツボひとこと
A. 気虚足三里(膝の下の外側)・神門(手首の内側)元気を補い、心を落ち着ける
B. 気滞太衝(足の甲)・膻中(胸の真ん中)つまった気を巡らせ、イライラを下げる
C. 血虚三陰交(内くるぶしの上)・足三里血をつくる力を助ける
D. 瘀血血海(膝の内側の上)・三陰交血のめぐりをよくする
E. 水滞豊隆(ふくらはぎの外側)・内関(手首から指3本上)余分な水分と胃のつかえを流す
F. 陰虚太渓(内くるぶしの後ろ)・照海(内くるぶしの下)潤いを補い、ほてりを静める
G. 陽虚関元(おへその下)・足三里体を温め、体力を補う
3つだけ覚えればOK

足三里(あしさんり)膝の下の外側、指4本ぶん下…疲れと元気不足に
三陰交(さんいんこう)内くるぶしの上の指4本ぶん…女性の疲れ・冷え・不眠に
太衝(たいしょう)足の甲、親指と人さし指の間…イライラとストレスに

食後すぐ・飲酒後・発熱時は、強く押さないでください。妊娠中は三陰交・照海・関元など下腹部に近いツボは避けてください。押して痛みが強いときは、無理をせず軽くするか中止してください。
07

7日間 実践チェック表

7 DAYS

毎晩、できたことに○をつけるだけです。疲れ度(1〜5)を毎日書くと、7日後に変化が見えます。全部できなくて大丈夫。1つでも○がつけば前進です。

日付 食事
(1つ実行)
行動
(1つ実行)
生活習慣
(23時就寝など)
考え方
(紙に書くなど)
ツボ
3分
疲れ度
(1〜5)
メモ
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐

7日たったらの振り返り

疲れはどう変わった?
いちばん効いたのは?
これからも続けるのは?
やめてよかったのは?
続けるためのコツ

1週間で全部を変えようとしないこと。食事・行動・生活習慣・考え方の4つから、それぞれ1つずつ選ぶだけで十分です。できなかった日は、そこで終わりにせず、次の日に1つだけやりましょう。

08

このワークシートの根拠と注意

SOURCES

このワークシートは、東洋医学の標準的な考え方(気・血・水、五臓、陰陽)と、以下の情報源をもとに、日常の言葉に置きかえて作成しました。

気・血・水の考え方と体質分類

気虚・気滞・気逆など気血水の基本ツムラ「気血水チェック」 https://www.tsumura.co.jp/brand/kiketsusui/
水滞体質の症状(むくみ・重だるさ・天気で変動)クラシエ「水滞体質とは」 https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=9371
気虚・気滞・血虚・瘀血・水毒の症状https://aih-net.com/kanpo/user/knowledge/kiketsusui.html / https://minatogawa-cl.com/blog/
血虚と瘀血の違い(集中力低下・不眠/目の下のクマなど)https://synchealth-clinic.com/blog/chinese-medicine-improve-physical-condition
体質別の漢方薬の対応(気虚・気滞・血虚・瘀血)https://reiwa-ph.com/kampoph/posts/kampo-taishitsu-shindan/
体質セルフチェック(8タイプ)クラシエ「からだかがみ」 https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/karadakagami/ / https://www.nihondo-shop.com/healthcheck/
九種体質(陽虚・陰虚・気虚・痰湿・湿熱・血瘀・気鬱など)https://baike.baidu.com/ja/item/%E4%B9%9D%E7%A8%AE%E4%BD%93%E8%B3%AA/1104864

陰虚と陽虚

陰虚体質の症状(ほてり・口の渇き・乾燥)クラシエ「陰虚体質とは」 https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=8643
陰虚と陽虚の比較(体感・汗・口・便通)https://shop.toushindo.com/pages/inkyo
体質に合う食材の見立て(気虚・血虚・陰虚・陽虚・痰湿)https://ginzakampo.com/blogs/news/taishitsu-shokumotsu-shindan
東洋医学の体質判別(陰虚の症状)https://nitenweb.com/home/%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A8%BA%E6%96%AD/

五臓と疲れ

五臓(肝・心・脾・肺・腎)と不調のサイン小太郎漢方「生命活動の5本柱『五臓』」 https://www.kotaro.co.jp/kampo/kiso/gozo/
五臓と感情の関係クラシエ「漢方の基礎知識6『五臓とは』」 https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/about_kampo/?p=11758
五臓から見た疲れの整え方(脾・腎)https://www.ishindo-china.com/post/column20260702
五臓チェック(セルフチェック項目)https://www.kampo-sodan.com/self_check

ツボについて

不眠・疲労に用いる経穴(神門・三陰交・足三里など)https://harimed.co.jp/acupoints/symptom-acupoints/insomnia-acupoints/
体質別のツボ(太衝・行間など)https://www.seishin-do.co.jp/autonomic-nerves/insomnia/

医療機関の受診を考えていただきたいとき

このワークシートは、東洋医学の一般的な考え方を紹介し、毎日の生活を整えるためのセルフケアの目安をお伝えするものです。病気の診断・治療ではありません。次のようなときは、早めに医療機関にご相談ください。
・強い疲労や眠れない状態が2週間以上つづく ・日中の生活や仕事に支障が出ている ・気分の落ち込みが強い/不安が強い ・体重が減った、動悸や息苦しさが続く ・発熱や痛みがある ・持病がある、薬を服用している、妊娠中である

※ 記載した食べ物・ツボ・生活習慣は、一般的な養生の参考情報です。体調や持病によっては適さない場合があります。心配なときは、かかりつけの医師・薬剤師・鍼灸師にご相談ください。

東洋医学でみる 心身疲労チェック&改善ワークシート全15ページ